もののふは転た寝を拒んで
アラガイs


そうだ! ポットに注いだまま忘れていたお湯がすっかり冷めきって
、中でおたまじゃくしが泳いでいても僕は気絶まではしないだろうね。       どちらかが死んでる雲母(きらら)
変なこと。 それは何気なくふっと壁に眼をやれば大きなムカデが蜘蛛までもがじっとしてこちらの様子を覗っているんだ。
ときどきぼんやりとした不安に駆られる空気の重いときだよ。
 考え過ぎた昨日。  ずっと同じ速度で車を運転していると空と地上が双方向に入れ替わる。あれは過去や未来が攪拌されて現在形の体裁をはじめるからなんだな。   念力を電圧に換えて送ろう  したらきみの首筋は異様に刺激を感じて胸の鼓動が激しく揺さぶられる。血圧を上昇させるのは容易なことなんだ。
   放たれた音は消えない
1000年も居座り続けるのは記憶だけではないだろう。例えばきみが放った言語の解が雲に巻かれて地上に降り注ぐ。それが1000年の刻を隔てて今も響きわたる。深夜一人で眠る頃に木材は軋み屋根を歪めさせるんだ。もっとも風や地震は常に途絶えることもないのでその影響はあるのかも知れないよ。 ㊙に 獣の様子     変な                        こと。   
 聴衆の拍手が鳴り響き英雄たちが甦る 明日
僕の立ち位置は海だから三葉虫で底を這って進む。画は透明な石英に染みついた山や谷の滲み。物の怪の虫たちがじっとこちらをみつめるように、きみに抱かれ僕の中で眠るきみは  エナジー 
                                  ほら  
                       刃が裂け 魂が消えた予感  
いつまでも眠れない夜を

 


自由詩 もののふは転た寝を拒んで Copyright アラガイs 2021-04-26 03:42:54
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