厄介
ナンモナイデス




宇宙の境界には
無限遡及の風が吹いている

考えても 考えても
考えることすら 無化され続けられる頭

やっかいだ ああ
どうしようもなく やっかいだ

知ろうとするということは

今年
散り去った 桜の花の総数など
誰が 知ろうとするだろうか…





自由詩 厄介 Copyright ナンモナイデス 2021-04-04 21:13:30
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