21年春・自由律俳句
道草次郎

春風にこのヤケの空もってかせたい

脳の湖底へ春がするん

手枕痺れていてもその儘の骨肉

穴が無くとも穴と化すばくの空

おんがくにすくわれたるたましひよももとせの君君君

心をば弄り尽くして口実葵ひまわりだよ

歯噛みの舌での雑巾絞り気分

しんでもいきてもあららかうららか羚羊かもしかの糞


俳句 21年春・自由律俳句 Copyright 道草次郎 2021-03-25 16:44:49
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