二胡
梅昆布茶

僕の空腹はぼくのものだ
ときどきカップ麺を要求するけど

必要は最良の教官ではあるが
不必要はより甘美な憩いなのかもしれない

罵り言葉でもないが
地獄に行こうぜ

僕みたいな人間の行為の罪
君みたいな人間のやさしさ

歌をつくるように生きてみたい
簡単には詩人になれないけれど

ぼくのB5の自由帳には家計のちょっとした計算とか
ねこのひげの落書きとか

あんまり自由とは関係ないものばかりが記されていて

中国の彼女とした食事など
彼女の生地の上海の喧騒とか

ちいさい接触ではある
でもね二胡の弦の自由を感じたのかもしれない

アバターではない僕キャラが欲しかった
たぶん僕の空腹は次世代を育みあるいは

ちょっとだけ余計なことばかり言う
おじさんの独り言にすぎないんです



















































自由詩 二胡 Copyright 梅昆布茶 2021-02-09 11:54:37
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