壮大なデマを垂れ流しつづける人たち
一輪車

わたしはテレビを観ないので知らなかったが、森喜朗という日本オリンピック協会の偉い人がマスゴミから袋叩きにあっているという。
わたしは森氏の発言を事前にネット情報に接して知っていたから、どうして袋叩きにあうのかまったく理解できなかった。
そこで第一報を流した朝日デジタルの記事を読んでみた。
巧妙にレイアウトされているが朝日デジタルの記事を総合して読んでみても森が発言したことは以下のごとく要約できる。

  女性理事を増やすと文部省が嫌がる。だれとはいいませんが
  文部省のその方のお話では、女性は話しが長いので会議が長
  引くという。でもわたしたちの協会の女性理事の方々は「み
  んなわきまえておられて。みんな競技団体からのご出身であ
  り、国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりです。
  ですから、お話もシュッとして、的を射た、そういう我々は
  非常に役立っております。次は女性を選ぼうと、そういうわ
  けであります。」
https://twitter.com/necoodi3/status/1357143437095542788/photo/1
(カギカッコ「」の発言は結論部分を朝日デジタルから引用)

つまり森喜朗は、要約すれば"文科省の意向に逆らってでも女性の理事を増やしていきたい"と発言している。
これがどうして女性差別なのか? まったく理解を絶する。女性差別どころか、文部省が嫌がってるけど女性理事を増やしていきたいと
明確に述べているのだ。
元大統領トランプの弾劾と同じで、もはやCNNも朝日も、日米のメディアはめちゃくちゃである。
理屈もへったくれもあったものじゃない。
今回の森喜朗非難の急先鋒は「新日本婦人の会」という大政翼賛的な左翼組織であることがわかっているが、
ネットやテレビや新聞雑誌で非難を繰り広げているのは作家や詩人や批評家たちである。
いったい日本の作家や詩人や批評家たちは日本語も読めないのか? これじゃ日本の文化が廃れ尽くしたのも無理はない。

それよりおぞましいのは、森喜朗の年齢を取り上げて大っぴらに老人差別発言をしているこれらリベラルのつもりの正義の方々の、
ぞっとするような優生思想だろう。
そもそも、この五十年を振り返ってみれば、この日本国において対外的に胸を張れる国際的な大成功をおさめた唯一の出来事といえば
ラグビーワールドカップ日本開催だ。
それを成功させたのが森喜朗である。わたしはラグビーきちがいといわれるほどラグビーに打ち込んできたから
森喜朗の悲願であったこのイベント、まさかここまで成功するとは夢にも思っていなかった。
オリンピックが中止になったが昨年のワールドカップ開催は世界的に日本の良さを喧伝する結果になった。
そのことを忘れて、つまり森喜朗という人の並外れた才覚を一ミリも理解できず、
また、女性差別どころか文科省の反対を押し切っても女性理事を増やしたいと発言しているものを
まるっきり逆のように報道するこの国の異常さ。

そもそも日本の左翼リベラルたちは戦後からずっと世界平和にとって癌でありつづけた。
そのひとつが韓国との付き合い方だろう。
日本の左翼リベラルたちは、なにかまるで韓国人がみな日本人に恨みをもつような朝日のデマ報道とそれを真に受けての自虐反日史観を敷衍してきたが、
事実は逆で、日本でこそ報道しないが、地元韓国では「従軍慰安婦はデマで、歴史を歪めているのは韓国政府である」という
韓国大衆によるデモや集会が慰安婦像の前や政府庁舎の前で毎日のように繰り広げられているのだ。
以下の新聞はベルリンの慰安婦像が撤去されたことを肯定的に報道する韓国のメディアのひとつです。
https://www.mediawatch.kr/news/article.html?no=255322
この程度のことでも編集者や記者は投獄される危険性がいつもある。
事実、これまでに何百人何千人と投獄されてきた。それでもかれらはやめない。
つまり韓国の人たちの大部分は日本とは仲良くしたい人たちなのである。そういう人たちと連携しようとしないで
とにかく反日懲罰に凝り固まった日本のリベラルたちは結局、日韓の対立を煽るばかりだった。
それがどれほど両国国民を傷つけてきたか。

いまの日本の作家、詩人、批評家たちはそもそも世界認識のレベルが稚児に等しい。
たとえば太平洋戦争が集結して日本が無条件降伏したとき、米中ソの大国は真っ先になにを考えたか想像してもわかることだろう。
二度と日本が連合国に牙を向かないようにその力をそぐことが必要だったがそのためには、いの一番にしなければならないことがあった。
半島に橋頭堡を築かせないよう韓国や北朝鮮、あるいは中国と日本が今後永久に離反させるような関係にもっていくことだった。
それが「従軍慰安婦」というデマであり、「南京虐殺」というデマ、おとぎ話であった。
まさに「歴史は勝者によってつくられる」(チャーチル)だ。連合国の思惑どおり、いまだに日韓は手を結び合うことができないでいる。
日本の腐りきった左翼の自称リベラルたちがまるで倫理的に正しいような態度で反日がまるで良心であるかのような擬態をつづける限り、
ほんとうは日本国と和解したい韓国の良心的な大部分の民衆と日本人とのあいだには
いつまでも溝がつづくことになる。

日本のいまの作家、詩人、批評家たちがアホなのは世界認識の方法をもたず、
よって世界を包摂するような角度立場からの視点がもてないことに起因している。
だから、今回のようなまるっきり正反対の発言を女性差別などと大騒ぎする。まったく何もわかっていないのだ。
森喜朗の真価をわかっているのは日本ではなく米国をのぞく日本以外の世界のすべての国であって
さっそくIOCは即刻、森発言を不問に付した。あたりまえである。いまや森喜朗は世界的なアスリート界の重鎮であり、
森なしではオリンピックどころか何も前へ進めないのだ。ロシアのプーチンとだって
いつでも即座にさしで話し合えるような人物がいま世界のどこにいるというのか。
ばかばかしい日本の腐った作家、詩人、批評家どもは、さっさとくたばってもらいたい。
そうでないとまともな作家、詩人、批評家の出る芽がない。








散文(批評随筆小説等) 壮大なデマを垂れ流しつづける人たち Copyright 一輪車 2021-02-05 14:20:03
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