地に映え、燃えよ魂
二宮和樹

空を見た
いつも見てるが同じでない

当たり前だし普通のこと


山を見た
変わらぬ姿と思いきや

当たり前だし普通のこと


心とて万象のひとつ
早鐘打つもたゆたうも

当たり前だし普通のこと


悩んでも終わる
悔やんでも終わる


何分にも束の間の私は
時に応じてしか語らぬ


道理で分からぬ訳だ


いつしか私を超えて行け
いつしかあなたを超えて行け


広くたしなむ限り
私は雄大に吠えるだろう


月よ映え
日よ燃えろと


自由詩 地に映え、燃えよ魂 Copyright 二宮和樹 2021-01-25 23:00:51
notebook Home 戻る  過去 未来