貧しき者の声を聴け
一輪車

日本時間6日、トランプの要請に応えてワシントンに集まった群衆は10万ほどであったが
かれらの姿を映像で見て吐胸を突かれた。
1%が富を独占することにより経済格差が極限まで広がった米国社会で日々、つましい生活を必死で耐えている人たちであることは
その質素な佇(たたず)まいからすぐにわかった。
(アルマーニの服を着込んで「環境保護」を訴える巨大法律事務所の弁護士や暖かい暖炉のそばでパイプをくゆらせながら
「民族の多様性」を訴える知識人の姿はなかった。もちろん、印象にすぎないが)
ほんとうの意味で政治によって救われるべき人たちがトランプの大統領再任を必死で訴えている。
しかしだれもかれらの声を聴く者はいない。
政治家も主要メディアも、トランプすらも寡占資本家富裕層1%の代弁者にすぎない。
これが現実だ。
かれらの声をほんとうに代弁する政治家などいまのこの世には一人としていないのだ。

ただ、トランプも寡占資本家の一員とはいえ、大衆庶民に少しは寄り添ってきた。
その蜘蛛の糸よりも細い命の綱に生活と生命の願いをかけた人びとの集まりだった。
グレタとかいう大人に操られている愚かな女の子(ユニセフによると、彼女は世界的な法律事務所ハウスフィールドLLP(Hausfeld LLP)
および環境保護系の法律事務所アースジャスティス(Earthjustice)の公式代表であるという。
当該法律事務所も声明を出してグレタに法律事務所の意向を代弁して語らせていることを認めている。
https://www.epochtimes.jp/p/2019/09/47700.html
にもかかわらず、まるでグレタという少女の発言のように報道するメディア。
グレタの背後にいる法律事務所は中国を最大の顧客とし、湯水のごとく資金を与えられている。
かれらは「環境」を守れとはいいながら人間の生存を守れとは言わない。
それどころか少数民族の虐殺や浄化に邁進している中国を民主的だといって称賛している。
「あれだけの人口を抱えてシュウキンペイさんもたいへんだ。苦労がしのばれる」(内田樹)
日本のリベラル言説を代表する自称哲学者の発言がこの有様だ。人殺し、虐殺を黙認どころか承認しているに等しい。
これが現実だ。
じつは中国共産党と手を結ぶ無国籍巨大企業金融資本はグレタ(日本なら内田樹というような自称哲学者)をとおして
「環境保護」で代表されるような言説、つまり、かれらのことばでいえば「持続可能な社会の構築」を目指している。
これをSDGsエス・ディー・ジーズ運動というが、口当たりの良い、なにかユートピア社会を目指すような目標を掲げているが
これを日本で推進するのがあの竹中平蔵である。笑 
もはやマンガとしかいいようがない。

結論から先にいえばかれらのいう「持続可能な社会」「環境保護」とは
ムダな大衆のほとんどを"屠殺処分"にすることだ。
つまり「剪定」である。
人類の大量虐殺といってしまえばかっこうがつかないので「持続可能な社会の構築」といっている。
なんのことはない、一部富裕層が生き残るための持続可能な社会をつくるため
ムダな人間存在を始末してしまえってことだ。
そのために全世界がフェイクニュースやデマ情報に動かされている。人類大衆を動かしているのは
とうぜん「ことば」だ。「ことば」が人を動かし、人を迷わせ、人を幻想に陥れる。
いま、世界を霧のなかに置いている「ことば」を発信しているのは間違いなく
リベラルといわれる新聞記者や、作家や、詩人や、映画監督や思想家たちである。
かれらはおそらく来たるべき社会では富裕層の仲間に迎え入れられると錯覚しているのだろう。笑
笑止だ。
世界規模でのナチズム、全体主義の音頭をとっているこいつら詩人、作家、ああ村上春樹とかいう
愚かな男もそうだ。なにが「卵の側に立つ」だ、アホが。
こういうクソどもが人を殺しているのだ、今も、近い将来も。もちろん、すべての詩人、作家、思想家、新聞記者がそうだとはいわない。
しかし
そういう人たちは深く水の底に沈められて声を殺されているのが現状だろう。


散文(批評随筆小説等) 貧しき者の声を聴け Copyright 一輪車 2021-01-08 12:20:54
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