もしも大統領の脳が軟らか過ぎたら
花形新次

「こらっ、バイちゃんダメでしょ!」
「んあーっ」
「この黄色のスイッチは
絶対押しちゃダメなの!」
「んあーっ」
「これ押したらね、バイちゃんも
バイちゃんの大好きなプディングも
全部ぶっ飛んじゃって、もう食べられないんだからね!」
「いんやあーっ」
「そうでしょう!バイちゃんも
プディング食べられないの嫌でしょう!」
「んあーっ」
「そうね、だから絶対に押さないのよ」
「んあーっ」

「───プチっ 」

「嫌ああああああ!」
「んあーっ」




自由詩 もしも大統領の脳が軟らか過ぎたら Copyright 花形新次 2020-11-11 21:56:08
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