目にうつるもの
砂木


水の中に
水の流れは
ある

散らかった 地上の
裸足の 指先

踏み入れた途端に
邪魔にしかならない
底に つかずに
囚われる しかなくても

ついてゆくよ
ついておいで

水の流れを滑る
陽射しの列 抱いて


自由詩 目にうつるもの Copyright 砂木 2005-04-17 18:25:36
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