横須賀にて2
花形新次

私には色々な付属物が
付きすぎていて
もう自分のためだけに
生きるなんてことは出来ない
ただ、死んだ後に
付属物達が
私と共に
朽ち果てるのは
あまりに忍びないので
これからは
それらを
ひとつひとつ
丁寧に
私から剥がして
元の場所に
帰すことを考えています

急な坂道を駆け上ったら
息が切れて
死ぬかと思いました





自由詩 横須賀にて2 Copyright 花形新次 2020-09-26 17:14:03
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