太陽を浴びる(改訂)
ひだかたけし
フローリングに寝転がり
爆発する太陽を浴びる
降って来る光の洪水は
世界のすべてを肯定し
温め熱し燃やし尽くす
)否、否、否
)肯、肯、肯
)越えて超えて!
病に苦しむ己も
この世界の一滴、
肉はいずれ破壊され灰塵に帰し
魂は宇宙の巨大な沈黙に曳航され
歓喜と恐怖の界の境を
言葉の以前へと
越えていくことだろう
今はゆっくりと寛いで
フローリングに寝転がり
爆発し続ける太陽を浴びる
漆黒の宇宙空間を
光と成って泳ぎ来る
死者達の峻厳な愛に包まれて
自由詩
太陽を浴びる(改訂)
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ひだかたけし
2020-08-30 19:03:59縦