繋縛
ひだかたけし

白い部屋に横たわり
独り時が過ぎるのを
さっきからずっと眺めている

)右足の親指が急につり
)反り返ったまま動かない

無音無言の部屋のなか
時は流砂のように流れていき
私が上げる呻き声を
静かに静かに消していく








自由詩 繋縛 Copyright ひだかたけし 2020-08-18 21:26:36
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