子宮と知
viraj

子宮

女が女が所以であり、これがあるばかりに女は貶められ、誘惑の原因となる。

女についているにもかかわらず、女自身が避ける、女からもっともとおい器官である。

自然にとって、個性は無意味であり、種のみに意味がある。

この屈辱は女によってもっとも強く体験される。

女は従ってより多くの英知を持つ。

彼女はいった。

「あんた小心者ね。」

どうして女というのは、こういう風に単刀直入に鋭く核心をついてくるんだろう。

男というのはどうしても女に歯が立たない部分がある。

男は頭で考えるが、女は子宮で直知するからだ。

女ってなんだろう。

女?下種でどうしようもない邪悪で下等な生き物さ。

しかしその下等な生き物なしには一日も生きれないのであった。

誘惑者に救済を!



自由詩 子宮と知 Copyright viraj 2020-08-01 22:36:08
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