詩画集みたいな変な冊子「イラハポ」についてのご説明
ふるる

「イラハポ」は、「イラストレーション+ことのは=ポエム」の略(イラ は ポ)です。
ポエケットで販売しようと思って詩画集みたいなよくわからない冊子を作ったのですが、コロナ自粛で参加できなかったので、こちらで紹介させていただきます。

何でそんなものを作ったのかをご説明します。

以前からデジタルの明るくてかわいいイラストがいいなーと思っていて、それと詩をくっつけるとどうかな?と思い、趣味で絵を描いていたので、やってみました。
が、明るいイラストと詩(真面目っぽい)はあんまり合わないし、どちらかが主でどちらかが従になってしまってもったいない。
どちらも主で、イラストと言葉、ふたつでひとつの詩、というふうにできないかな?と思いました。
そこでうーんと考えて、画家のルネ・マグリットの作品にヒントを得ました。
マグリットは自身の絵画に、絵とは関係ない題名をわざとつけて、一つの作品としていることがあります。
これは、シュルレアリスムのデペイズマン(普通のもの同士を意外な感じで組み合わせて、非日常を作り出す)という手法で、文学で言う異化(作用)というやつです。異化は、日常的なものを普通でない使い方をしたり、違った視点で語る方法です。それにより、当たり前を疑ったり、見直したり、違う価値観があることを知ったりします。
マグリットの絵画を例にすると、青空の絵の題名が「呪い」となっていたり、女性の絵の題名が「世界大戦」だったりします。

ところで詩というのは、だいたいにおいて、新しい比喩や擬音を使ったり、いつもと違う言葉使いや視点により、今まで気づいていなかったものを気づかせてくれる、異化のかたまりのようなものです。
それならば、言葉とイラスト(意味を伝える記号と言う点では言葉とも言える)を合わせて普段とは違う何かを感じられたら、それは「詩」といってもいいのではないかな?と思いました。

そんなわけで、イラストに言葉をプラスすることで「ちょっと普通ではない感じ」になるように作ってみました。
造語や数式も言葉のうちということで採用しています。

まぁそんな話はおいといて、イラスト+言葉で詩的な何か、奇妙さ、面白さを感じて頂ければ幸いです。
(呼び名は「イラハポ」にしました)

以下に、作った冊子の写真を載せます。
画像の大きさ制限があって、画質が荒くてすみません。荒くないのはpixivというイラスト投稿サイトhttps://www.pixiv.net/users/7863615
にあります。
(nonoko555=ふるるです。ど下手なイラストが色々ありますが目をつぶって下さい…!)


表紙です。


地図なんだかなんだか。


数式も言葉のうち。


造語を反転上下逆さに。


取扱説明書っぽい何か。


ことわざなど。


映画のポスターっぽくしてみた。


それっぽいナレーション。


疑問形で?


言わせてみた。


看板で言葉とコラボ。。。


お読みいただきありがとうございました。

pixivには、イラハポ文字なしバージョンも載せているので、よろしかったらお好きな文字をのっけて遊んでみて下さい。
個人使用はフリーです。


散文(批評随筆小説等) 詩画集みたいな変な冊子「イラハポ」についてのご説明 Copyright ふるる 2020-07-24 19:12:08
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