それが答えさ
ジム・プリマス

踏んだり蹴ったりの目にあって
精神が
ジャガイモのように歪になって
その上、凍てついて
カチカチに固まっていた
そんな僕の精神を
イザベラは、柔らかで、
あたたかな愛で、癒し、とかし
子供の頃のような
柔らかでまんまるの精神に
戻してくれた
その記憶が
現在も
僕の精神を癒し守っている

現実が歪んで見えるほど
自分を愛してしまった者達の
冷たくて、悪意に満ちた
残酷で、哀しい、毒に晒されても
もう簡単に傷ついたりしない
罠のように、ゆくてに現れても
僕は平気だよ
本当の愛に身を背けて
いっさいの救いのない
自ら生み出した生き地獄を
勝手に歩いてゆけばいい

僕は
愛のほうへゆこう
陽だまりのような光さす
あの愛のほうへゆこう
可笑しいくらい
滑稽でも
素直で正直に
本当の愛に向かって進もう
それが答えさ



自由詩 それが答えさ Copyright ジム・プリマス 2020-07-09 13:32:01
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