wc

しとと濡れ
薄紫に咲きほこる中
とおりゆく

あたたかい

階段は紫陽花におおわれ
濡れたままの手
とびらあけたらさ

毎日まいにち
あっていたのに
小さなはこになってた

帰りね
とびらあけたら
ちょっとやんでて
あかるくて
少しだけ
はれやかな気分になって

あの向こう
小さなはこ
それはシンプル


自由詩Copyright wc 2020-06-24 07:36:41
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