エデン
ミナト 螢

日常が狂わないように
ひとりでも君を愛せる
連続ドラマよりも多い朝
空腹がごちそうを探して
心に付箋をつけるから
僕等の未来は羽根で飛べる
間違っていてもきっと誘うよ
幸せはいつも休めないけれど
春は途中で消えて
風の色が見えないから
僕等は洋服を着ている
ひらひらと舞い上がる
君の肩幅に寄せる思いが
登れなくなった木の下で咲く
空が僕等を斜めに切っても
その口を塞ぎ一緒にいたい


自由詩 エデン Copyright ミナト 螢 2020-06-11 13:43:17
notebook Home