新世界
ミナト 螢

簡単なことだったのに
忘れていたね
君を待ちわびた世界は
まるでマンハッタンから
月を投げた薄い明かりだ
遠くても分かっているし
近くなら歩いて行けるし
どんな小道具も役に立たない
君の笑った顔がもう
体じゅうにプリントされて
僕はいつだって
幸せを提出できるんだよ
この空にstay together,
みんながウイスキーを浴びて
月にこぼれる涙を拭くために
この空にstay positive,
余韻は誰かのギターで
丸を描いてまた会いましょう


自由詩 新世界 Copyright ミナト 螢 2020-05-18 16:50:50
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