海にたどりつく
梅昆布茶

いい加減に書き散らした日記を死ぬまでつけようか
時間と空間が混乱しては想いは惑い腹も減るだろう

冷たい朝の空気が夜に萎えた神経に障るあさは

棄てられた男は塵箱のように
女を浄化できるのだという
くだらないジョークをひとりごとのように唱えて

だれかが誰かのこどもである事はあたりまえなのだろう
生物学的にそういうことになっているらしいのです

孤独は免疫力を低下させると
予防医学的に言われているが

孤独の自画像は哲学を超えて
社会学を迂回してまでも海にたどり着く










自由詩 海にたどりつく Copyright 梅昆布茶 2020-05-11 19:14:21
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