在処
津煙保存



ふりしきり
牡丹雪
ふみつぶし


雪のこと
バターや砂
小休止の記号 

時計
飛び回る鳥たち
訳について

目盛りの隙間に
蜂鳥の逆巻く
海馬に一つの
浸した今日


川が流れている
梳いていたい
素潜りで
背泳ぎで

茜が燃えていた
破線でたどり
冬へ


したり顔の氷空
鼻先につらなり


過ぎた杖の微笑
揺れていた
下る坂道の上
一時間について


ふみつぶし
咲き誇る骨














自由詩 在処 Copyright 津煙保存 2020-05-11 16:42:31
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