未草
yatuka
この曲を聞いたら寝よう
悲しくもないのに
溢れる涙を拭いながら
そう思うだけの一人の夜
好意は犠牲で
皆は現代の特攻兵
散ることで信頼を裏切り
落胆させる事は確かに
嘆かわしいけれど
この世は惨く冷たくて
人は息絶えてしまうから
誰かが愛さなきゃ
嘘なんかつく気はない
信じられないから
確かめている
言葉の骨格や肉付きを
丹念に調べて
そこにある真実を見る
今夜も誓いは守れない
夜空を見ることが叶わず
汗をかきながら
路地裏に闇を培養する
私達って何だか
増えすぎた鼠みたい
世界の反対で暗く煌めく
誰にも分からない夢を
優しく信じてくれて
いつも見守っていると
親代わりの神様が伝染する
夢は溢れて止まらない
全てが馬鹿げた思い付きでも
言葉にするべきだった
傷だらけの心を少し誇って
祈りが届く日の為に
眠らなきゃいけないのが
どうも可笑しくてならない