白のイマージュ(改訂)
ひだかたけし

夜陰に
静けさの
微かに揺れ動く

ベッドを囲む白壁から
白の色 剥がれ漂い出し

微かに振動する
静まり返った
四方空間に

彷徨い落ちゆく白の色の
帰着すべき基体の不在

静けさのうちに
包み込まれて
息を潜める
白のイマージュ
その気配、
柔らかに
夜底に響き木霊する


自由詩 白のイマージュ(改訂) Copyright ひだかたけし 2020-04-30 19:09:44
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