日曜日の夜に
番田 

僕は川辺で
砂を踏みながら歩いた 心は
日が暮れることで 遠ざかる
歩いていく 深まる夜を


コウモリが空を飛んでいた そして
街は 夜の中
でも 僕は 明日を思う
朝はいつも窓に訪れるから


腕時計を見る 僕は
僕の部屋を出ていくのだ
テーブルには鉛筆の跡
そして テーブルの鉛筆である跡だ


朝の訪問者は
どこにいったのだろう でも 誰かが
この僕であるということを そして 考えるのだ
嘘をついているのだという証を示すために



自由詩 日曜日の夜に Copyright 番田  2020-04-27 01:16:11
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