きたないしょうねん
◇レキ

狂った腐ったゴミ
少年の人生は始まりもせず終わった
なのに少年は生きている

陽の光を知る事もなく
穴ぐらでたった一人
隅っこでまるくなる栄養失調の体は

過去の変えようのない罪で汚れている

何にもなれない彼という燃えない生ゴミ

どうしろというのだ

ただ彼は老いてゆく


自由詩 きたないしょうねん Copyright ◇レキ 2020-04-26 04:02:25
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