2002
はるな



眠りの横で願うとき
わたしの願いが
泥のように暗い
頬をそっと撫でたいとき
わたしのゆびが
泥を塗るように重たい
せめてわたしが
だれも傷つけないように
祈るとき
わたしの眠りは
わたしのように薄暗い



自由詩 2002 Copyright はるな 2020-04-21 00:00:54
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