バターのうた
一般詩人-

バターは素晴らしい
バターは偉大だ
バターを見ているだけで幸せな気分になれる
人類はバターの前にひれ伏すべきだ

おかしいな
ぼくはバターが好きなだけなんだ
それがどうしたことか
こんな陳腐な褒め言葉しか見つからないんだ

でもこれだけは確かなのだけれど
ぼくは好きな人と肩を寄せ合って
トーストの上でゆっくり溶けていくバターを
しんとして
見ていたい


自由詩 バターのうた Copyright 一般詩人- 2020-04-15 20:13:43
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