いしころ
ゆうと


おちつく
おちつく
きみのなんにもなさが
おちつく

おちつく
おちつく
きみのなんにもなさに
おちつく

おちつく
おちつく
なんにもないきみに
おちつく

おちつく
おちつく
なんにもない
きみがいい
とてもいい
おちつく

くぼみに
ちょうど
はまった
いしころ
みたいな
きもち

おちつく
ひんやりとした
あたたかさ

つつみこむ
くうきは
とうめいで
よかった

おちつく
なんにもなくって
おちつく
ようやく
いきができる

なんにもないきみが
そんざいしてくれて
いること
ぼくにはありがたかった
きみにとっては
なんてことないこと
だろうけど
それが、それで
ぼくにはとっても
ありがたかった




自由詩 いしころ Copyright ゆうと 2020-04-09 15:23:34
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