極楽へ
ナンモナイデス



スペースコロニーとかで
コロナウイルスなんか
流行っちゃったら流星だろうね…

一雨ごとに冷たい風が流れて
冷たい肩越しを
冷たい春の日がすぎてゆく

たるい気分でいられりゃいい
南のあやしいあいらんどもいいだろうけど
いつまでも極楽鳥でいられるはずもない

町は静かかというとそうでもないらしい

母の生まれ変わりかもしれないと
なれなれしいハエにすっかりなついてしまった
兄がすぽーつ新聞を丸めている

多分今度こそ一発で極楽へいかせるつもりなのだろう


自由詩 極楽へ Copyright ナンモナイデス 2020-03-28 21:19:05
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