真実を探して。
viraj

嗅覚は、愛を見つけてくれた。

嗅ぐことは共同社会感情につながった。

嗅覚は、五感の女王であった。

しかし、彼女には笑いが足りなかった。

理性は、嗅覚からの超越を求めた。

理性は聡明な王子であった。

嗅覚の月 理性の太陽。
 
理性と利他性の時代へようこそ。

君が望むきわめてきびしい断崖絶壁を見せてあげよう。

あれが自我と本能という崖だ。

真実の愛は、本能が後退し、自我が殲滅されるあの清浄さのなかにしかない。

うう、恐怖の強風だ!

俺は、魔女の魔力から逃れてみせる!

欲動の魔女め!

西洋文明の本体よ!

愛の妙薬がひつようだ。

大地から飛翔するには。

女によって作られた男らしさという呪縛から逃れるには。

幼児にもどるんだ!

生きてるって実感がほしいんだ。



自由詩 真実を探して。 Copyright viraj 2020-03-27 16:58:47
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