自由さ
はるな


春のなかで
君は自由で
ちょっと涙があふれそう

空が
向こう側にむけて
ぎゅうっと伸びていく
薄まっていく
絡まっていく

ぼんやりと窮屈な春のなかで
君は自由で
ぼくは僕だよ

そこにいるのに
いないような
清々しさで
笑わないで
くれよ。




自由詩 自由さ Copyright はるな 2020-03-24 16:52:16
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