公立全校休校要請は文学的で美しい!
一輪車

公立全校休校要請という政府が決断したこの措置、わたしは安倍政権が誕生していらい珍しくというか初めてとった"美しい措置"であるとおもう。
"正しい措置"であるかどうかわからないし、それには関心も興味もない。つまりこの要請がコロナの感染を抑制するものかどうかについては興味がないのです。
わたしが評価するのは結果としてこの判断が非常に文学的であるということ、別のことばでいえばめずらしくリアルな大衆庶民世界に対する想像力が働いた措置であること。そこを評価します。

日本とは違って海外の評価は非常に好評だそうです。またテレビなどでの否定的な報道とは違ってアンケートをとると国民の賛成はほぼ60%です。
https://twitter.com/boyakuri2/status/1233779179742580736/photo/1

なぜわたしがこの措置を"美しい"と思ったかというとこれ、まったくわたしの個人的な願望を実現してくれたからです。

和歌山で小学生が感染したことがありました。
和歌山県知事が記者会見でしきりに心配して、記者たちに念をおしていたことは、この子が通う学校を特定しないでくれということでした。
感染された子が、のけ者やイジメに逢うことを心底心配している気持ちが眉を八の字にしたその老いた表情に如実にあらわれていた。
しかしネットでは「必ずバレてしまう」だの、「ばい菌」だの、根拠もなく「○○小学校だ」といった憶測が流れていた。
そりゃそうです。いくら隠してもこの子が14日間、学校を休めばおのずと特定されてしまう。
この子には何の瑕疵もないのに、いまの世の中では、ただ病院に治療に行って他人から感染させられたというだけでも、必ずひどい排除やイジメに遭遇するでしょう。
ぼくらが子どものころは、失礼ながら今とは逆で、むしろそういう子を心配し、周囲で腫れ物を扱うほど大事に扱い、親切にしたものですが時代が変わってしまったのですね。
政治の世界もそうです。ひと昔まえまでは国家的な危機に遭遇したときは右だの左だのを脱ぎ捨てて、一時休戦、与野党ともにひとつになって対処したものです。それが、いまの野党はこのコロナ騒動の最中でも政局中心で「桜がー」とやっている。
こういう時代に、どうにかこの子どもたちをイジメや排除といったひどい虐待からかばう方法はないかと、わたしなんか和歌山県知事の困った表情をみながら思ったものです。

そうするとね、あまりにも唐突で無茶なことですが、これはたったひとつの方法しかないということに行き着いたんです。つまり全校休校です。
これからあちらこちらで生ずるでしょう、感染した子どもたちが全国津々浦々の学校で起きるイジメ、排除、ばい菌扱い、ときには暴力のような虐待から守るにはそういう思い切った措置しかないだろうなと。しかし、そんな決断、英断ができるだろうか。できないだろうな、無理だろうなと思っていました。この子、結局、特定されて、学校でひどい目に逢うんだろうなと思ってしまいました。

わたしは安倍政権がどういう経緯でこんなことを決めたか知りません。
安倍がいうように子どもたちの命を守るためかもしれませんが、わたしはこれは非常にうつくしい決断だと思っています。想像力があればここに行き着くはずの文学的な措置であると。

追記
夕張市長時代、中国人にただ同然で市の建物を売り渡しそれが莫大な価格で転売された疑惑の鈴木知事がまたしても愚劣なことをはじめた。分散登校させるという。北海道道民の命をどう考えているのか。全校休校の意味を知らない。一人でも子どもたちに感染者が出れば学校でイジメにあう。しかし全校休校ならそれがわからない。だのに分散登校ならあっというまに、安倍政権の目論見が無になる。
売国政治家、鈴木は何を考えているのか。






散文(批評随筆小説等) 公立全校休校要請は文学的で美しい! Copyright 一輪車 2020-03-02 04:37:03
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