存の在
たいら

あってないようなものばかり抱えているんだ

スカスカなのにやたら重たくてさ

道の途中でぶん投げてしまいたくなる

けど責任持って最期まで抱えていくよ

唯一つの存在である私

唯一無二なのにこんなにも無個性です

染めて知らない色に

それで駄目なら無色透明に

最初から存在しなかったかのように

初めからそこに何も無かったかのように

存の在に意の味が無いのなら

捨ててしまいたくなるもなるよな。


自由詩 存の在 Copyright たいら 2020-02-25 03:51:24
notebook Home 戻る  過去 未来