在り処
ひだかたけし

白雲の流れ
蒼穹の遥か
気圏を抜けて
光の銀河が渦巻くところ、
君の在り処がきっとある
僕の在り処がきっとある

今宵、河童や亡霊が
西の川から遊びに来る
水滴らせ遊びに来る
それを静かに待っている
君と僕とで待っている

手を繋いで、手を繋いで
時々天を仰ぎ見ながら














自由詩 在り処 Copyright ひだかたけし 2020-02-08 19:47:42
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