てのひらのうちゅう
ミナト 螢
きみとひらがなでかいたとき
ぼくのてのひらによべるきがした
やわらかいからだをしているから
どこへでもおよいでいけるきみに
おもたいよろいをきせてあるかせて
ぼくのまわりをまわるすーぱーすたー
すこししかあかないひきだしみたいに
てのひらにあつめたひかりできみは
のはらのまんなかにたばこをつける
あつくていたくてなにもつかめない
せいざのようなえりさえひのなか
ぼくとひらがなでかいたよる
きみにちかづきすぎてみえなかった
よろいのきずあとでまもってくれた
からだにはそろそろにくをつけよう
こんどあってもたぶんわからないね
自由詩
てのひらのうちゅう
Copyright
ミナト 螢
2020-02-06 14:04:42