ねえ
卯月とわ子

ねえ
もうこの声は届かないのでしょうか?
無機質なメールだけが貴方の存在を教えてくれた
もう
冷たい文章もいくら待っても届かないんですね
わたしの指先も冷えていきます

ねえ
不自由な体を捨てて自由になれましたか?
貴方が空を走り回っていると想像して少し笑いました
そう
わたしは一人っきりとなりました
それでも心の奥深くに貴方が居るのを感じます


自由詩 ねえ Copyright 卯月とわ子 2020-01-11 07:38:36
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