「伊藤詩織」判決のデタラメと愚劣さ
一輪車

判決文によれば【原告は、すし店をでた時点で強度の酩酊状態にあったものと認められ、このことはすし店でトイレに入った後、ホテル居室で目を覚ますまで記憶がないとする原告の供述内容と整合的である。】と裁判官は伊藤詩織が前後不覚の酩酊状態、意識喪失状態であったと判断している。

みなさん、あなたが当事者だったとして【意識不明の酩酊状態である女性】を深夜にそのまま電車で家に帰すでしょうか?
まず自力で(目黒)駅の階段を上れないだろう。エスカレーターから転んで怪我をするだろうし、フォームから転落するかもしれない。あるいは悪いやつに財布をすられる可能性もある。
意識不明の酩酊状態の人間を目黒駅前で下ろしておさらばするやつがいたとすれば、相当に残酷な人間だ。
さて、このような当然の常識を一旦置いて判決文の続きを読む。

裁判所は伊藤詩織が意識不明の酩酊状態であったと判断しながら同じ判決文の中で正反対のことを語っている。
【原告は自宅まで電車で帰る意思を示していたのに、被告はタクシーが目黒駅に到着する直前に運転手にホテルに向うよう指示し、原告をホテルに同行させた事実が認められる。】と書いている。
その前の判決文では”すし店でトイレに入った後、ホテル居室で目を覚ますまで記憶がない”とする原告の供述内容を”整合的である”としているのに、これでは支離滅裂である。
いったい伊藤詩織は意識不明だったのか意識がはっきりしていたのか?
百歩譲って、被告が意識不明状態で「電車で帰る」とうわごとのように呟いた言葉をタクシーの運転手が聴いていたとし、それを法廷で証言したのだとして、
裁判所がこのタクシー運転手の証言を採択したとするならば、ホテル入口での前後不覚状態をどう説明するのだろう。
どうしてホテルの入り口で「嫌だ」と意思表示しなかったのか。つまり、やっぱり伊藤詩織はぐでんぐでんに酔っ払っていたのだ。タクシー運転手の証言をとるなら"そのように装っていた"のだ。
しかし装っているのかどうか、それは山口氏にはわからないから、そのまま電車で返すのは危険と山口氏が判断したのはあたりまえだろう。詩織氏の自宅を知らないのだからタクシーで自宅まで送ることもできないとすればホテルに連れていくのは論理的に整合性のある行為だし、タクシーを降りてホテルに入るまで意識不明でよろよろであったのも当然である。なんら不自然でも強引でもない。電車に乗せないで無理にホテルに連れ込んだのはそのまま返すと危険だからである。
そしてべろんべろんの酩酊状態の女をホテルの居室に連れて行くのだからとうぜん、強引に肩を入れて運ぶのはこれまたあたりまえだ。
このような事実からスケベなことを連想するやつのほうがおかしい。
(もちろん人間の男女というのはおかしな生き物で、一緒に泊まればどんな欲望や感情が生まれるか、そんなことは、こちとらの知ったことじゃない^^)


ましてや以下の判決文はまったく非論理的でおもわず噴き出した。
【原告は、居室でシャワーを浴びることなく同月4日午前5時50分にホテルをでてタクシーで帰宅したが、これらの原告の行動は、原告が被告との間で合意の下に性行為に及んだ後の行動としては不自然に性急であり、むしろホテルから一刻も早く立ち去ろうとするための行動であったとみるのが自然である。】。
そんなバカな話があるか。どんな急用があるかもしれないし、どんな精神的な理由かもしれない。原告が被告よりホテルからはやく立ち去ったのは、みずから大酒を食らって酩酊し、ホテルで行為を持ったことが恥ずかしかったからかもしれないではないか。いったいこのバカな裁判官は世間や人間というものをわかっているのか?
もっとひどいのは
【原告が合意に基づかずに行なわれた性交渉であると周囲に訴え、捜査機関に申告していた点は、性行為が原告の意思に反して行なわれたものであることを裏付けるものといえる。】という愚かな決めつけ。
それならどうして伊藤詩織氏はホテルを出てすぐに医者に行き、治療を受け、その診断書をもって警察へ行かなかったのか? 捜査機関に申告するまでに間があり、山口氏から就職の件がダメであることを知らされてから、妊娠しただのなんだのとメールでさんざん脅かしてもなしの礫だったからの行為だろうが。いったいこの裁判官はなにを考えているのだ。

【原告が事実を警察に申告した同月9日の時点では、被告は同支局長として原告の就職を期待し得る立場にあったから、原告があえて虚偽の申告する動機は見当たらない。】というが就職を断られてしまえば原告が支局長として在籍であろうがなかろうが何の関係もないことだ。そもそもこの事件は最初、準強姦罪として不起訴になり、さらに検察で審査されたものだ。
そのような事件を伊藤詩織は記者会見を開いて「もりかけ」安倍政権批判という党派的な問題に拡大してしまった。その時点で伊藤詩織氏は、党派的なイデオロギーを喧伝する公人となったのであり、当然、その発言は公的に批判される対象になったのだ。にもかかわらず、じぶんで公的な場に出て証拠もない憶測だけの政党批判をしておきながら、じぶんが批判されると、突然、個人的な哀れな被害者の立場に帰って「セカンドレイプには訴訟で対処します」と脅迫する。
バカをいうのもほどほどにしろといいたい。今回の訴訟は「不法行為」を争う「損賠賠償事件」であり刑事事件のほうは山口氏は不起訴、無罪になっているのだ。
「レイプはなかったと判断されているのにどうやってセカンドレイプが成り立つのだ」(池田信夫)
本名もなにもかも隠している正体不明の不気味な自称ジャーナリストさんよ、訴えるなら訴えてみろ、いつでも相手になってやるぜ。

*判決文
【主文】
被告は原告に対し330万円を支払え。被告の請求を却下する。

【事案の概要】
 原告は被告に対し、被告は原告が意識を失っているのに乗じて避妊具をつけずに性行為を行ない、原告が意識を取り戻し性行為を拒絶した後も原告の体を押さえつけるなどして性行為を続けようとし、肉体的・精神的苦痛を被ったとして、慰謝料など計1100万円の支払いを求めた。

 被告は原告に対し、原告が主張する性行為は原告との合意の下で行なわれたものであったのに、原告は被告を加害者とする性暴力被害を訴えて週刊誌の取材、記者会見、著書の公表などを通じて不特定多数人に向け発信、流布し、被告の名誉・信用を毀損しプライバシーを侵害したとして慰謝料・営業損害など計1億3000万円の支払いを求めた。また名誉回復処分としての謝罪広告の掲載・受忍を求めた。

 原告と被告が、被告が宿泊するホテルの居室に滞在中、被告が避妊具をつけずに性行為をした事実については当事者間に争いがない。

原告は2015年4月3日、被告と共に串焼き店とすし店で飲食し、すし店のトイレで意識を失ったこと、すし店を出た際に千鳥足であり、タクシー車内で嘔吐したこと、ホテルの車止めに到着してから2分以上経過した後、被告に引きずられるようにして降車したこと、居室に向う間足元がふらついており、被告に支えられる状態であったことが認められる。

 これらの事実からすると原告は、すし店をでた時点で強度の酩酊状態にあったものと認められ、このことはすし店でトイレに入った後、ホテル居室で目を覚ますまで記憶がないとする原告の供述内容と整合的である。

 原告は、居室でシャワーを浴びることなく同月4日午前5時50分にホテルをでてタクシーで帰宅したが、これらの原告の行動は、原告が被告との間で合意の下に性行為に及んだ後の行動としては不自然に性急であり、むしろホテルから一刻も早く立ち去ろうとするための行動であったとみるのが自然である。

 原告が合意に基づかずに行なわれた性交渉であると周囲に訴え、捜査機関に申告していた点は、性行為が原告の意思に反して行なわれたものであることを裏付けるものといえる。

 捜査機関への申告について、被告がTBSのワシントン支局長を解任されたのは同月23日であり、原告が事実を警察に申告した同月9日の時点では、被告は同支局長として原告の就職を期待し得る立場にあったから、原告があえて虚偽の申告する動機は見当たらない。

【被告の供述について】

 被告はタクシーに乗るまで原告の酩酊の程度は分からなかったと供述するが、すし店と恵比寿駅は徒歩5分程度の距離にあることからすると、すし店をでた時点で被告がタクシーに原告を乗せた点について合理的な理由を認めがたい。原告は自宅まで電車で帰る意思を示していたのに、被告はタクシーが目黒駅に到着する直前に運転手にホテルに向うよう指示し、原告をホテルに同行させた事実が認められる。

 被告の供述は原告の言動という核心部分について不合理に変遷しており、その信用性に重大な疑念がある。

 【合意の有無】

 原告の供述は客観的な事情や行動と整合するもので、供述の重要部分に変遷が認められず、被告の供述と比較しても相対的に信用性が高い。ホテル居室への入室が原告の意思に基づくものではないことに加え、被告が酩酊状態で意識の内原告に対し合意のないまま性行為に及んだ事実、原告が意識を回復して性行為を拒絶した後も原告の体を押さえつけて性行為を継続しようとした事実を認める。

原告は自らの体験・経緯を明らかにし、広く社会で議論することが、性犯罪を取り巻く法的・社会的状況の改善につながると公表に及んだ。

 公共の利害にかかわる事実につき、専ら公益を図ることが目的で表現されたものと認めるのが相当であること、その事実は真実であると認められることからすると、プライバシー侵害による不法行為も構成しない。



散文(批評随筆小説等)  「伊藤詩織」判決のデタラメと愚劣さ Copyright 一輪車 2019-12-22 17:45:43
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