亡命の星
梅昆布茶
死ぬまでに全てを抹消してしまおうと
無駄に生きていても天球は確実に回転して
とても言葉が軽い時に
やっぱり訃報と交換なのだが
Resetすることを恐れてはならないと想う
リセットで救われる魂が沢山あるのだから
いずれ 廃棄されようともまえに進むこと
僕は廃棄 されるまえに語り尽くしてしまおうと
たいして変わらず描くものもないのだけれど
散文作家になりたいのです
それでご飯が食べれるものでなくても
ちょっと朝日がさしこむ部屋でエッセイを醸すのです
文学はよく知りません
芥川賞 直木賞
ヤマハのポプコンなら多少知っていて
第2回の赤い鳥がグランプリだったときに
次席だったドラマーが飲み友達でした
僕はいまリアルタイムで
ロードムービーを演じているところで
背景には音楽もちょっと流してみたい
小林秀雄がモーツアルトを礼賛しているそばで
ラフマニノフやチャイコフスキー
わざと勘に触る音楽を流したかったなあとか想うのです
やわらかな定形が好きなのかもしれない
人間ってそんな感じかなあと思ったりもするのです
骨格にささえられふわふわと生きているような
自由詩
亡命の星
Copyright
梅昆布茶
2019-12-11 04:32:12