だめだったので、なんとかしなきゃね
秋葉竹


うわっ。だめだ。
月曜日って毎週、けっこう辛かったりするけど
今日はちょっとマジメに辛いわ。

まぁ、
誰も悪くなくって、
わたしひとりが悪いっちゃ悪いんだけど。

なら、
そんなに大事なら、
黄金の鎖で縛り上げて
何重にも鍵を掛けて
絶対無くさないように
しておくべきだったよね?

それを、
落っことしちゃった。

どこか、
道ばたに転がってるんじゃない?
空色の
『こころ』を
そこらへんの灰色の道のどこかに、

落っことしちゃった

なーんてね、ウソウソ、

空色の、
とはいってはみましたが
それはそれは本当は、
そんな透き通ったような美しいものじゃないんだ
『こころ』は灰色よりも汚れていたりするんだ

朝早くに落とした『こころ』を
街に火が灯る夕方5時にみつけ出せない。


結局こんな日々が毎日
えんえんと続いていくんだろう

空に晴れ間はなく。

ただ垂れ込めた灰色の雲が
視界一面に覆い被さり
その下の泥濘みに足を取られながら
一歩、
また一歩と、
歩き続けていくんだろう。

それが人生だ。


だ、だめだって!

だめは知ってるけど、
仕方ないじゃん?

なーんてこと。
考えたりする月曜日って
ねぇ、
けっこうしあわせだったり
しませんか?

ほら、
よくゆーじゃない?
(あっ、よくは、言わないか?)
今が最悪だと言える『とき』は、
まだ、最悪の『とき』では無いのです。

なーんてね。



自由詩 だめだったので、なんとかしなきゃね Copyright 秋葉竹 2019-11-18 21:07:35
notebook Home 戻る  過去 未来