失恋騒動、勃発中
秋葉竹

《中央》を
突破する恋、選んだの
絶対未練が残らないように


ああ、それで
目の前の世界が音立てて
《冷たく》崩れる未来も知ってる


夜明けには
《たったひとつの》願望が
叶わない夢だと告げられ泣きそう


夏の火の
すべてを滅する聖性で
《淫靡な》夢を、清めてほしいな


白雲の
頰に朝焼け色を塗る
わたしの《恋》のそれが結末


雷鳴が
轟く失恋世界でも
負けずに生きると《アイツ》に誓った


風に舞う
儚い恋を守るため
この手をまっすぐ《想い》に伸ばした



わがままを言うわけじゃないの
よく聞いて
《悲しい》朝なら悲しみたいだけ




短歌 失恋騒動、勃発中 Copyright 秋葉竹 2019-11-09 10:06:02
notebook Home 戻る  過去 未来