残響
ひだかたけし

樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶を辿りいく

)何があったか
)細かいことは忘れちまったが
)ただ喜びと懐かしさだけ
)湧き上がり浮き上がり
)俺の心は充ちてゆく

樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶の残響を聴く













自由詩 残響 Copyright ひだかたけし 2019-10-23 14:43:09縦
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