旅愁
墨晶

 
 わたしは歷然と包丁が下手

 わたしが思う鑄鐵の衝立

 野犬の方法が良いとわかった

 跳梁しない限り それは業師の破戒だ


 奔放な滿月なら

 先方の愛猫に禁じなかった

 苦樂共にしたおかしな人生

 鯛燒きを出されたわたしなのだから


 血中 フォトンでスッキリだ

「烏賊わた性善説」も模倣して言葉は無い

 わたしが仕切ることは消毒だけだ

 靜かにわたしは 「それが對決だ」と煽った


 わたしは眞空に醉いどれ氣味になった

「わたしはファンクな衝動を抑えなければならない」

 土閒 わたしは懷かしい芳香に搖らいでいる

 わたしを欺いたのは赤子のヨハンです
 
 
 


自由詩 旅愁 Copyright 墨晶 2019-10-20 00:40:56縦
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