朝陽
丘白月


朝陽は息を吹くように
暗い部屋を満たしていく

朝陽は地球の斜面を滑って来る
惑星をノックしながら

朝陽は閉じた目蓋にも降りる
妖精の影がぼんやり映る

朝陽の命は短くて
赤い光に恋する空が連れていく



自由詩 朝陽 Copyright 丘白月 2019-10-14 18:41:00
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