ヴァージン
ミナト 螢

導かれながら
月へ行くロケット

破れない鼓膜
その仲間も消え

これからは全て
通いやすくなる

磨いた爪で
傷付けぬように

指を立てたら
足に変わるんだ

夜に動かした
地図の分だけ
シーツの耳が
垂れるベッドサイド

何を聞いたの
誰を信じるの


自由詩 ヴァージン Copyright ミナト 螢 2019-10-06 08:45:20
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