ミナト 螢

缶ジュースの
プルトップを
引いたら
覗きたい明日が
あるということ

光と闇に
折り目を付けるまで

緩くなった
ジンジャーエールが
騒ぎ方を
忘れていくけれど

逆さまにすれば
戻ってくる夢

寝そべったままの
爪の形で
もう一度だけ
会いたくなるよ


自由詩Copyright ミナト 螢 2019-09-20 14:28:25
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