etude
la_feminite_nue(死に巫女)

木の葉が揺れて、ささやく時、
お前には嵐のような心が似合うのだろう。

遠くで、音と響きとが聞こえる。
恋歌のようにはかなく、仄暗く、

星々の瞬く海空そらに 街は落ちてゆく、
時とともに歌声は消えて。

淡く、ささやく、白く、あおく。吐息はついえて、
泣くことも、嘆くことも、秒針の中にまぎれて。


自由詩 etude Copyright la_feminite_nue(死に巫女) 2019-09-08 18:17:25
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