ブラック・コーヒー
田中恭平


今日はずっと
眠っていた
ニコチンの
血中濃度も
下がりまくり
クリーンになった眼で
ていねい
世界を見つめた
わたしが
放り込まれた
世界を

霊感っていうのは
あるんだよ
もとは動物
だったんだもの
人間になって
何をどれくらい失った?
知識があなたの
魂の
蓋になり
どうにも開けられないのなら
ドリルで
グリグリと
知識に穴を開けるわけよ
ぶっとんだものに
ふれるわけよ
さわれ
離すな
わたしも努力はしている
朝起きてわくわくが
感じられるように
習慣を少しずつ
変化させてゆく
嵌まったわけさ
砂糖もミルクもないコーヒーにはね




自由詩 ブラック・コーヒー Copyright 田中恭平 2019-08-28 14:56:13
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