まっすぐに生きよう
田中恭平


今日の仕事は終わり
あしたは休み
寝室に入って
ドアを閉める
ほんとうの自分にもどっている
ほんとうに?
ほんとうのじぶんなのか?
わからない
とにかく安気したじぶんだ
こんな言葉遊びにも飽きてきたころ
秋の涼しさに
くしゃみした
さて断捨離にとりかかろう
書庫を漁ろう
こころが
さよなら、じぶん

告げるまで
大切な本を
あえて図書館に寄贈する
だって図書館には借りがあるし
そういえば
大切なひとにlineするのを
忘れていた
なんだって書いてしまうんだ
書いて
落ち着こうとする
孤独な旅人
ここが借宿に過ぎないのならば

思考は西へ東へ
精神的風船はいつまでも
とんでいられるわけじゃない
いつか墓みたいなどっちらけになるなら
それを見つめつつ
まっすぐに生きよう




自由詩 まっすぐに生きよう Copyright 田中恭平 2019-08-27 08:43:15
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