命、輝いて*
ひだかたけし

命、光輝く
命を生け贄として
幸せ、花開く
不幸せを養いとして

どんなに喜びの深い海にも
一粒の涙が
溶けていないということはない










*谷川俊太郎『黄金の魚』より


自由詩 命、輝いて* Copyright ひだかたけし 2019-08-26 16:56:12縦
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