愚痴も天へ還る
田中恭平


楽になりたい
楽に
なりたいといって
死んでいるように
生きていたい
わけじゃない
生活は汚染されてゆく
それでもひとは
純粋
透明

もとめるのか
さいていでも
かつての私は
そうだった
心が
純粋
透明

あればいいと
考えた
しかし
心濁りやすく
穴があきやすい
すべてがガラッと
変わってしまったらなぁ

いくど
考えたか
こんな愚痴も
天へ還る
それだけが救い
わたしの望むもの
わたしの望むもの
風鈴が鳴る
草の擦れたおとがする

 


自由詩 愚痴も天へ還る Copyright 田中恭平 2019-08-25 12:37:26
notebook Home 戻る