クリーンな体で書いた詩
田中恭平


闇を抜ければ
満月が
竹と
蜜月の関係にあって
そのしたに
神さまが
泣いておられる

わたしはカステラをほおばりながら
夜がわっと
明けるのを待つ
生は奇なり
死は帰なり
と書かれた
本を
置いたまま

待っていたのか
濁音ににごってゆく池
次の雨を
待っていたのか
わたしは洗われると
池の
きよらになることも


謎の恐怖
脳の動きがわからない
恐怖
あなたは感じないかい
どんな気もして

泣いたあとの
新鮮さ
いま興味関心は
言葉に帰っていった




自由詩 クリーンな体で書いた詩 Copyright 田中恭平 2019-08-17 17:09:18縦
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